私立・天獄女学園の数学教師［黒羽悪太郎（クロバ　アクタロウ）］―――

この名前から導かれる印象は、誰もが「ヤクザの源氏名」や「真っ当でない人間」というものだ。
しかし、実際の悪太郎は、線が細く静かで温厚、まだ二十代前半の比較的美青年といえる男だった。
こういう名前と外見、温厚な性格が災いしてか、昔からイジメられやすく、今回ようやく定職に付いた天獄女学園でも、上役、同僚教師、生徒からもイジメられる毎日を過ごす。

悪太郎を可愛いとみる女生徒もいるのだが、やはり高見から見透かしたような視線を送られる毎日。しかし密かに悪太郎を想う女生徒［すみれ］、そして同僚の女教師［綾乃］らは、悪太郎を励まし、勇気づけていた。

ところがある日、ついに悪太郎は複数の女生徒たちに嫐られてしまう。―――そう、まさに「おもちゃ」にされてしまった。

―――自分は無能だ、生まれてこなければ良かった、男としてこれ以上生きていられない―――

男としてのプライドをズタズタに切り裂かれてしまい、悪太郎は自殺を覚悟し、ビルの屋上にたたずんでいたところ、ふと小さなテントの存在に気づく。

そこにいた妙に明るい天然系のカリーナというインド風の女性から、恐るべき秘術「シャクティ・ミトナ」―――女性を見つめるだけで昂ぶらせ、その身体に触れただけでイカすことができるという秘術―――を身につけた悪太郎の人生観はここで一変する。
気が弱くて温厚な心は変わらず、しかし恐るべき性技を身につけた悪太郎は、今までイジメてきた女たちを次々に落としてイカせて、落としてイカせて、もののついでにイジメていない女性までも落としてイカせてしまう。校内援交組織を壊滅させ、政治家との癒着理事をたたきのめし、マスコミの腐敗を暴くのだ！

だがそのため、今度は命まで狙われることになる悪太郎、おまえはいったいどうなってしまうのか！？
そして、落としてイカせてメロメロヌルヌルになった女性たちはどうなるのか！？